Web のボディガードとしてそれを守る人、守ってもらう人の立場・意識で発想する

『ハッカーの学校』が今年10年振りに新装されました。文字通りハッキング技術を教える書籍でロングセラーだそうです。
 
2ヶ月ほど前にNHKプロフェッショナルでは「サイバー攻撃に挑む」が取り上げられましたが、ゲストの名和利男さんは緊急対応のときはつねに「攻撃者になりきる」ことを心得に作業にあたるそうです。専門技術をバックグランドに、人間的な心理戦が展開されているのは興味深いお話です。

じつはWeb セキュリティはお金の問題だったりもします。その対策の必要性を理解して、十分に予算をかけて対策を施している企業と手付かずの企業と二分されたりします。もちろんプロフェッショナルは前者のお話でした。でも実際の私たち多くの日常では、後者の状況であることの方が少なくありません。
 
IT セキュリティは建築と違って「人命」に関わることはほとんどありません。あるとすれば「財産」が狙われます。Web セキュリティはそのリスク管理をどこまで理解しているか、そこにどれだけの時間と労務を投資しているかが問われます。
 
今週末11月21日(土)のゆるゆるカフェ「Web セキュリティを考えよう」(サイト内リンク)は知識や情報の交換としてだけでなく、その価値観をどう理解して頂けるのか、また企業内・組織内のユーザーに意識を普及させていくのかまで話題を広げられるといいなと思います。
 
安ければいい。叩けばいい的なお見積りのお話は論外にしたいです。制作者という立場で先ずはその意識をきちんと持ち合わせて、自らの価値を高めたいです。
 
「Web のボディガード」としてそれを守る人、守ってもらう立場の人それぞれが、持ちあわせたい意識、働きかけていきたい日常の営みを話し合っていく機会にしていきたいと思います。是非週末の皆様のご参加をお待ちしております。

以上Facebook「ゆるゆるカフェ・グループ」内、2015年11月17日投稿の記事より転載しました。
 
関連サイト:
「ハッカーの学校」公式サイト

不屈の“トップガン”、サイバー攻撃に挑む|プロフェッショナル「仕事の流儀」

映画「ボディガード」

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