ゆるゆるの世界観

ゆるゆるの世界観

  • その時その場で新しく生まれる
  • 自らの思いを知る
  • 「 Cosmos 」に向き合う
  • 「 Cosmos 」の意思につながる

■ その時その場で新しく生まれる

「Cosmos ゆるゆる」では、ほんのちょこっとのことから始めることを大切にしています。カンタンなこと、やさしいことを何度もなんども繰り返し行なうことをお勧めしています。純粋に「同じ体験」というのはないように思います。たとえ「いつも同じこと」の繰り返しが続い[ たように見え ] ても、その体験(または作業)は前回とは違う体験のはずです。

一見単調な作業に見える。毎日同じことの繰り返しであっても、その人の受け止める気持ちの在り方が違えば、得られる学び、気づきも違うものと考えます。その日その時の経験は掛け替えのないものであり、一つひとつの経験や体験と丁寧に向き合うことで、私たちは学びや気づきを進め、自分の人生を綾どる貴重な1ページを作っていくのだと思います。

いつでもどこでも、その時その場で新しく生まれる自分の行いや思いを大切にしたいと考えます。

■ 自らの思いを知る

心と体がほぐれた状態であるとき、本当の自らの思いを感じ取りやすくなると考えます。いつものこと、当たり前のことを行っていく中で、次第に心身がほぐれて、気分の高揚やその時々の変化を私たちは体験することがあります。

一般に「ゆるゆる」とは、「動作や気分がゆったりしているさま。他にこだわらずにのんびりと行うさま。」です。(goo 辞書より)

日常の生活や仕事の中で、いつものこと、当たり前のことを「ゆるゆるに」向き合うことで、自らの内なる声に耳を澄ましやすくなると考えます。もちろん、業務や人とのコミュニケーションにおいて、何らかしらの支障をきたさない範囲内においてです。

「Cosmos ゆるゆる」では、(一人の人間が生きる営みにおいて)最終的なものごとの価値基準・判断は、個人の生理的な感覚を唯一の拠り所にすると考えます。どこまでも個人の感覚・心証を真実のものとして受け止め、個人が体感していること、その時その場で感じ取っていることを大切にします。

自らの思いを知ることは、決して他人から命じられてできるものではありません。自らが選ぶ心の状態。それがいいと思ったら、そのことを選択する。 それが人間らしく生きるための大切な価値とします。本当の自分に向き合っていくことで、その先にあるものはいったい何でしょうか?

■ 「 Cosmos 」に向き合う

自分自身のことをきちんと把握しているということは通常、容易なことではありません。分かっていてもそうだと確信が取れるまでに時間がかかることもあります。信じていたことが、変わっていくこともあります。

積極的に「いま」の自分が感じていること、決めたことを大切にして、いつも新しく在る自分に向き合うことが肝要です。新しい自分、新しい自身の価値観を取り入れていくことで、本当の自分に出会う近道となるかも知れません。

いつも常ならず。変りなく変わり続ける一人の人間。その核心、コアなところを「Cosmos」という言葉に託してみました。Cosmos とは「秩序整然とした統一体としての、宇宙。または、世界。」転じて、「秩序、調和」という意味。(goo 辞書より)その象徴として命名されたのが、秋に咲き誇るコスモスの花です。

一人ひとりの人間は、この世にただ独り限りなく尊い存在であると考えます。その尊きがゆえに、目には見えねど、たしかに個と個を分ける何か。それが私たちの考える「Cosmos」です。

一人ひとりの内にある「Cosmos」は、特別なものではないかも知れません。奇をてらったものでもないかも知れません。でもそれは他とは違う何か尊いもの。それをお一人ひとりの中に、個々の実感として受け止めてみてほしいと願います。

■ 「 Cosmos 」の意思につながる

自らの内の「 Cosmos 」を知るということ。それはすなわち、自らに世界観を有し、宇宙を自己の中に創出する一歩です。Cosmos はただ漠然と広がっている時空間ではなくて、あらゆるモノとモノ、人と人、考えと考えがつながり合って、連携し合って、そこに調和のとれた状態を創り出している全体です。

漠然とした荒涼とした心の世界にも、調和のとれた状態、シナプスとシナプスがつながり合って、意識と無意識が交信し合って、自らの本当の思いを知る。本当の思いを行ないにしていくことで、実りある一つの未来が出現すると考えます。

日常の生活や仕事の中で、そこに一つの意思が存在しているとしか思い得ないような、シンクロニシティを時おり私たちは経験します。万人の思いは深層意識でつながっているという心理学の指摘もあります。

他者との Cosmos を共有・共感しながら、自他共に、内外の世界を豊かなものにしていくこと。それが生涯に渡り私たちがつつがなく心ゆくまでの生を享受するメインロードなのだと私たちは考えます。

2010年10月12日

ゆるゆるカフェ( 旧・Cosmos ゆるゆる)主宰
渡邉 義一

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