情報デザイン・ワークショップレポート

テーマ:この国の新しいカタチを見つけていこう。

今なお厳しい状況の続く原発事故。「本質思考」の考え方を振り返り、その原発に関わるブログを取り上げて、情報デザインのワークショップを行ないました。

最初の題材は、1万2千を超える(本日現在)コメントを集めた藤波心さんのブログ『批難覚悟で・・・・』です。

何が描かれているのか。どのようなものの見方・考え方をして、何を伝えようとしているのか、本筋を踏まえて、ブログ内容の検証を行ないました。

二つ目は、平井さんという長く原発現場でお仕事をされてきた方の10年以上前に書かれた原発告発文『原発がどんなものか知ってほしい』です。既に97年に他界されている方です。

平井さんは原発内部のことを赤裸々に綴っています。もしこれが本当だったら、もしこれがそのまま放置されていたとしたら、というどれをとってもあり得ないことが具体的な事実として語られています。

そこでも何が本質かを見極めつつ、その全体に流れるメッセージをつかむワークショップを行ないました。

三つ目は、つい先日に日経ビジネスON LINEでリリースされたばかりの投稿文。タイトルは、『反原発と推進派、二項対立が生んだ巨大リスク』。執筆者は武田徹さんというジャーナリスト。

なぜ問題を抱えている原発が初めは受け入れられ、そのまま一人歩きをし、後戻りができないばかりか、さらにリスクの高い状況を招いているのかを見渡しました。

文章から伝わる温度は大切です。その人の切実な思い、その人のやむに止まれない強烈な主張、文面のリズムは深く読み手の心を捉えます。

その一方で、熱意や気持ちを重ねればそれだけぼやけてしまいがちな文面の主軸を踏まえることで、より多角的なより本質的な読み取りを可能にしていけるものと考えます。

義援金:参加者2名分、2000円をその日のうちに日本赤十字社にネットで寄付を行ない、ご参加の方にメールレポートを行ないました。

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